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やめ方を考えて

今回は非常に残念でちょっと耳の痛い話をします。

 

習い事ですからいつかはお別れする日が来ることは避けられません。

やめない教室なんてどこにもないです。

 

私はやめることに対して一度たりとも引き止めをしたことがありません。

なぜならそれはご家族でよく検討された上での結論ですから、それは尊重しないといけないと考えています。

 

 

 

ただ…

このところびっくりするようなやめ方をする方が増えていて、本当に驚いています。

 

まず、突然LINEで「今日でやめます」連絡

ありえません。

レッスンは、長いスパンで計画して準備しています。

そのためにテキストやグッズの準備も早くからやっています。

そのための費用も皆さんが思っている以上にかかっています。
コロナ禍に関することで弁護士さんに相談事があったんですが、弁護士さんでさえ「ピアノの先生なんて座ってるだけの楽な仕事ちゃうん?費用もかかれへんのちゃうん?」って言われて憤慨したことがあります。
ピアノ講師ってそんな楽な仕事ではありません。
時間外労働を計算したら、1日中働いているといっても過言ではないです。
その弁護士さんに経費を伝えたら、驚かれていました。こんなにかかるんだって。

それを「今日でやめます」は本当に困るんです。
費用面だけでなく、生徒さんのための準備やレッスン計画も全部徒労に終わります。
これは本当にメンタルにきます。

そしてそういう方に限って、その数日前まであれこれご質問などがあり、こちらは時間外にも全力で対応していたんです。

それが数日後いきなりですよ。

あの質問はなんだったの?私の時間返して!

そんな気持ちになるのはいけないことでしょうか?

 

その対策に、私は1か月前の連絡必須、できないなら翌月の在籍料支払いを規約に記しています。

急な退会によるこちらのせめてもの金銭的損害への対応です。

必ずここを読んでくださいとも入会時に伝えています。

それでもあっけらかんとLINEで連絡する方はなくなりません。

そしてそのような方は、それっきりです。

最後のレッスンに挨拶にも来られません。

生徒さんご本人も普段通りにさようなら~と帰っていくだけです。

最後のご挨拶もなしって社会人としてどうなんでしょうか?

 

そして私が作っているファイルを退会時返却してもらうのは、オリジナルのアイデアがつまったものであり、リユースできる素材を使っているからです。

その際お忙しいなら郵送かポスト投函でもいいとお伝えしています。

いろんな返却方法があります。

ただ最近そのまま袋にも入れずポストに直接入れたり、玄関に放置したりととんでもない形での返却が続きました。

これにはただただ驚くばかりです。

 

今は大人の方も礼節がなくなっているのでしょうか?

やめ方を今一度考えてみてください。
終わりよければすべてよし。

先日長年お通いいただいた中学生の生徒さんと親御さんからは

最終日に身に余るような丁寧なごあいさつをいただきました。
とてもすがすがしい思いでした。
今後街のどこかでお会いしても、笑顔でご挨拶できます。
物をよこせとかそういうことを言っているのではありません。
ひとことお互いに最後の言葉を交わすのも無理な時代なのでしょうか?